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あわてん坊のサンタクロース

 

『あわてん坊のサンタクロース』

 

あわてんぼうの サンタクロース

クリスマス前に やってきた

いそいで リンリンリン

いそいで リンリンリン

ならしておくれよ かねを

リンリンリン リンリンリン リンリンリン

 

あわてんぼうの サンタクロース

えんとつのぞいて おっこちた

あいたた ドンドンドン

あいたた ドンドンドン

まっくろくろけの おかお

ドンドンドン ドンドンドン ドンドンドン

 

あわてんぼうの サンタクロース

しかたがないから おどったよ

たのしく チャチャチャ

たのしく チャチャチャ

みんなもおどろよ ぼくと

チャチャチャ チャチャチャ チャチャチャ

 

あわてんぼうの サンタクロース

もいちどくるよと かえってく

さよなら シャラランラン

さよなら シャラランラン

タンブリンならして きえた

シャラランラン シャラランラン シャラランラン

 

あわてんぼうの サンタクロース

ゆかいなおひげの おじいさん

リンリンリン チャチャチャ

ドンドンドン シャラランラン

わすれちゃだめだよ おもちゃ

シャラランリン チャチャチャ ドンシャララン

 

 

昔は何とも思わなかったのだけれども、

よく考えるとこの歌は変だと思う。

 

 

シャーロックホームズが確かこんなようなことを言っていた

『矛盾点を排除していって、残ったものがいかにおかしなものであっても、それが真実なのだ。』

 

 

 

クリスマスの前(12月後半)の夜中に煙突から知らない人(お髭のお爺さん)が入って来た。

 

仮に予行演習をしていたお父さんだとして、たかがクリスマスに子供を驚かす為だけにすることとしては、過剰な演出が過ぎる。

このことから、この『お髭のお爺さん』は泥棒だったのではないか?と思う。

 

サンタクロースが泥棒だったとなると

新たに疑問が出てくる。

 

何故、騒ぎにならなかったのか、

大人がいたとしたら、まず騒ぎになっていただろう。

この部屋には大人はいなかったことになる

子供だけだったから、まだ泥棒も何とかなったのだろう。

 

 

暖炉のある子供部屋、

夜中に物音がしても気付かれないこと、

 

このことからこの家はある程度の豪邸なのではないだろうか。

 

 

そうなると

この寒い時期にわざわざ泥棒をしようとしたことも、

泥棒が窓からではなく、わざわざ煙突から侵入を試みたのか?という疑問も

まあ納得がいく。

 

 

ちなみに3番の歌詞で

『みんなもおどろよ ぼくと』と言っていることから、

子供部屋には最低2人以上子供がいることになる。

 

 

 

 

 

ここからは順をおって

読み解いてみる

 

この歌は

1番と3番が、泥棒の心境

2番と4番が、子供から見た泥棒の様子

5番が、子供が最後に泥棒にかけた言葉

という構造になっている。

 

 

 

 

 

1番

 

あわてんぼうの サンタクロース

クリスマス前に やってきた

いそいで リンリンリン

いそいで リンリンリン

ならしておくれよ 鐘を

 

 

 

この『急いで 急いで 鳴らしておくれよ、鐘を』

というのは泥棒が誰にいっていることなのだろう?

 

急いで鈴を鳴らしておくれ、というのは意味が分からない。

鐘というのはチャイムのことではないだろうか

夜12時近く、呼び出しベルが鳴って、大人達が玄関にいく。

夜中の客としても不思議ではない人物、

つまり、警察、または主人の知りあいということになる。

 

泥棒からすると盗みを働いている間、大人達の目をよそへ引きつけておいた方が都合が良い。

そしてすぐに帰られたのでは、意味がない。

とすると、

このベルを鳴らす人物は、この泥棒の共犯者とだったのではないだろうか。

警察に扮した人物か、友人だとしたらやや怖い話である。

 

ともかく

寒い中、泥棒は共犯者がベルを鳴らしてくれるのを今か今かと屋根の上で待っている。

 

 

 

 

 

2番

 

あわてんぼうの サンタクロース

えんとつのぞいて おっこちた

あいたた ドンドンドン

あいたた ドンドンドン

まっくろくろけの お顔

 

 

 

親が子供だけを残して、暖炉に火をつけたまま部屋を出て行くことは

ないだろうから、暖炉の火は消して行ったのだろう。

そうとは知らない泥棒は煙の出ていない煙突から

この部屋に入って行く。

 

寒い中ずっと外で待機していたせいで、

泥棒の体はかじかんでいた。

豪邸に一人で侵入するという緊張もあっただろう。

泥棒は暖炉の上に滑り落ちてしまう。

凄い音がして、

子供達は起きてしまう。

 

音を出してしまったことと、

まさか部屋に子供達が居るとは思っていなかった泥棒はあせる。

 

『えんとつのぞいて おっこちた』というのは

泥棒が子供達にとっさについた嘘なのだろう。

 

たまたま偶然のぞいていて、落っこちてしまった……。

覗き込んでいて落っこちてしまったなら、頭から暖炉に落ちることになる。

最低でも4メートルはある場所から落ちるので、

下手したら死んでしまうし、

たまたま屋根の上に居ること自体、あり得ない話である。

 

とっさにつく嘘なんてこんなものである。

入ってくる意志はなかったと子供達に伝えたかったのだろうが、苦しい。

 

部屋の中は月明かりくらいは差していただろうが、暗かったと思う。

それでも顔を見られては不味い泥棒は、暖炉の炭を顔に塗り正体を隠そうとする。

 

 

 

 

 

3番

 

あわてんぼうの サンタクロース

しかたがないから おどったよ

たのしく チャチャチャ

たのしく チャチャチャ

みんなもおどろよ ぼくと

チャチャチャ チャチャチャ チャチャチャ

 

 

 

『しかたがないから おどったよ』

仕方がないとはどういうことなのだろう?

 

多分

泥棒はまた嘘をついたのだろう。

『おじさんはサンタクロースだよ』

すると子供達は

『プレゼントは〜?』

と聞く

『忘れてきちゃったんだ』

泥棒は答える。

 

子供達はこの人はサンタクロースではないのではないかと疑い始める。

子供に騒がれては困る泥棒は

考えを巡らせる。

相手が大人ならともかく、子供を手にかけるには良心がとがめる。

そして

仕方がないので、踊る。

 

せめて、悪い人ではないのだ、というアピールだったのだろうか。

 

 

 

 

 

4番

 

あわてんぼうの サンタクロース

もいちどくるよと かえってく

さよなら シャラランラン

さよなら シャラランラン

タンブリンならして きえた

シャラランラン シャラランラン シャラランラン

 

 

 

もうこの時点で、子供達はこの人は泥棒なのだろうと

気付いていたのだろうと思う。

少なくともサンタクロースではないとは思っていた。

子供というものはそんなにバカではないし、

泥棒というものの存在を知っていたと思う。

 

そして何も持ってこなかった泥棒が、タンバリンを持って来ているはずはないので、

このタンバリンは、

この泥棒に子供達がせめてもと自分たちの宝物をあげたのか、

もしくは頑張って楽しませてくれた泥棒にお礼としてあげたものなのではないだろうか。

 

そして

『もいちどくるよと かえってく』

また盗みにやってくるというニュアンスは考えづらい。

泥棒は『本当のサンタさん(父親)は25日にもう一度来るよ』

と言って、また煙突から外へ出て行ったのだろう。

 

 

 

 

 

5番

 

あわてんぼうの サンタクロース

ゆかいなおひげの おじいさん

リンリンリン チャチャチャ

ドンドンドン シャラランラン

わすれちゃだめだよ おもちゃ

シャラランリン チャチャチャ ドンシャララン

 

 

 

もしかしたら子供達はあまり両親にかまってもらえていなかったのでは

ないだろうか?

たとえ泥棒でもこの短い時間、

保身の為とはいえ、自分たちの為に必死に楽しませようとしてくれた泥棒に

子供達はまた来てほしいと思ったのだろう。

クリスマスに来る時は

『忘れちゃダメだよ、おもちゃ』

 

 

 

なんつって

 

 

 

 

走れメロス、となりのトトロ、井上陽水の夢の中へ、などなど

物語の奥には、実際に起こった事件などが隠れていたりする。

 

この歌の作詞家、吉岡治の周りでこのようなことが起こったのか、

本人がこのような体験をしたことがあるのではないだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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