LOVE THE MATERIAL in NY

#7
LOVE THE MATERIAL
NY
90年代から東京・銀座のコアギャラリー、Pepper's Galleryでのワークショップやエキシビションを中心に新しい世代の日本人アーティスト達の発表の場で有り続けているPepper's Project。 ギャラリーという空間的な制約を取り払い、プロジェクトベースへの活動へと変貌を遂げたPepper's Projectは海外への展開をその視野に入れ、過去数回に渡りニューヨークにて日本人アーティストの発表の場を作り上げる事に成功してきた。そして今回、マテリアル(素材)に焦点を絞った企画展、"LOVE THE MATERIAL in NY –Japanese Young Contemporary Crafts & Objects" をニューヨークとブルックリン、計三カ所の会場にて開催する。
m: monocomplex
Y: Yuka

これまでニューヨークで活動する若手クリエイター、その個々の人物にフォーカスしてきたmonocomplexでは番外編として、自身もアーティストでありながらもこのエキシビションのコーディネーターを務める大谷友花さんにお話を伺った。

Y: もともと東京で、素材への愛というのをテーマにして2000年から行っていた展覧会なんですけど、たとえば金属であったり、テキスタイルであったり、木であったり、ガラスであったり、素材を追求したアートというものをテーマにして、毎年いろいろなアーティストをフィーチャーしている企画です。
今回Pepper's Galleryのディレクターの方が、これをニューヨークの方でやってみようということになりまして、NYでは初のLove the Materialなんです。

m: Pepper's Projectのニューヨークでの活動には他にどんなものがあるんですか?

Y: ディレクターの方が海外進出にとても興味を持っておられまして、Printed Matter というチェルシーの本屋さんをご存知ですか?今年3月にはそちらを含む4つの会場で本が作品というブックアートの展覧会をやっています。昨年にはTOKYO SCREENINGという、主に東京を拠点にしている若手映像作家の方達のビデオスクリーニングなどもやりました。
基本的に東京の作家をニューヨークに持ってくるというのが今までのスタイルだったんですが、今回は私の方でそれだったらニューヨークに住んでる日本人の方にも参加していただいたらいいんではないかという提案をしましてNY在住の7人の日本人アーティストに参加していただいています。

m: 今回の展示の内容としてはどのような物になるんでしょうか?マテリアルアートに焦点を当てている、ということで立体的な作品が多いんですか?

Y: 今回は3つのインテリアショップを会場に同時開催という形なんですけれども、その会場のお店の雰囲気に合わせて東京のディレクターが出品作品の中から選び分けている、という感じですね。壁掛けの作品もあります。
東京から29名、ニューヨークから7名のアーティストが参加されているので点数としてはすごくたくさんになります。コンセプトが「純粋に素材への愛が出発点となったマテリアル・アート」ということ、それから会場がギャラリーというスペースではなくインテリアショップでの展覧会ということで作品の幅も広くなっていますね。実用的なもの、例えばジュエリー作家さんも参加されてますし、金属工芸のようなものであったり、ガラス工芸、陶芸のようなものも含まれています。一方でインテリア・オブジェのようなアート作品も。今回は基本的に販売も目的としていますが、若手のクリエイターが中心となっているので価格帯もそんなに高くなく、リーズナブルになっていますよ(笑)。

m: 楽しそうですね。日本で活動されるアーティストとニューヨークを拠点とするアーティストの交流という意味でも。

Y: そうですね。日本からオープニングに参加されるアーティストもいますし、ニューヨークに住んでいらっしゃる作家さんにも参加して頂く事でこちらのアートシーンを知っている方に盛り上げて頂くと同時に日本のシーンも知って頂ければと思っています。

キュレーターの大谷友香さん

これまで日本からの新しい波を紹介してきたPepper's Projectがニューヨークで活動するアーティストを巻き込み、実験的な要素を含む今回の Love the Material。オープニングは10月8日にNOLITA、10日にWilliamsburgのそれぞれの会場にて。是非足を運んでみたい。

詳細は以下。

 

LOVE THE MATERIAL in NY
期間:2010年10月8日~17日

抱いたテーマやメッセージの作品化のために素材を選択するのでなく素材を選ぶことからはじまり、その技術の習得を通して作品化する。 それはなによりも素材への愛から始まっている。
とくに工芸やクラフトというカテゴリーを当てはめることに違和感を感じる新しい世代の作家たちにとってそれらは純粋に素材への愛が出発点となったマテリアル・アート。
そこから様々なしなやかな志向と感性の作品がたちあらわれ、それらの作品達から多くの人々はまず愛のメッセージを受けとるだろう。
そんな作品を集めたあたらしいエキシビション。
http://www.peppers-project.com/
http://www.peppers-project.com/output/love_ny/en/index_tope.htm
 

会場・オープニングレセプション:

the RED threads
190 Elizabeth Street New York, NY 10012
Tel 212-925-6519
Showroom Hours: 11 am to 7 pm (Mon - Sun)
www.theredthreads.com
オープニングレセプション: 10月8日 6:30~8:30pm

MC&CO
October 8th~17th
57north 6th Street Brooklyn, NY 11211
Phone 718-388-3551
Open: Fri, Sat & Sun 12- 7 PM
Monday to Thursday by appointment
www.mcandco.us
オープニングレセプション: 10月10日 4:00~6:00pm

VOOS
VOOS furniture/Bedford Ave /Williamsburg Brooklyn
October 8th~17th
103a north 3rd street brooklyn new york 11211
tel: 718-2128-8666
Store hours: Tuesday - Sunday: noon-7 pm
Mondays by appointment only
http://www.voosfurniture.com/
オープニングレセプション: 10月10日 6:00~8:00pm

マテリアル(素材)に焦点を絞った企画展、"LOVE THE MATERIAL in NY –Japanese Young Contemporary Crafts & Objects" をニューヨークとブルックリン、計三カ所の会場にて開催する。

リタッチャー
浅田瑞恵
書家
山口碧生
ベーシスト
山本章弘
フィルムディレクター
元吉烈
LOVE THE MATERIAL
NY
シルクスクリーンアーティスト
ノブー・カワグチ
シンガー
竹谷摩耶
テーラー
諏訪晋平